入れ歯
DENTURE
入れ歯について
歯を失った際に多くの患者さんが選択する治療法です。現在さまざまなタイプが開発されていることから、種類が豊富で迷ってしまうこともあるかもしれません。
そこで当院では患者さんのお悩みやライフスタイルを丁寧にヒアリングしたうえで、適切な入れ歯をご提案することが可能です。
保険と自費の入れ歯の違い
入れ歯に関しては保険と自費で費用が大きく異なります。なぜなら保険と自費で審美面および機能面にさまざまな差があるからです。以下でその内容を詳しくまとめました。
保険の入れ歯
保険対応の入れ歯は、レジンという特定のプラスチック材料を使用して作られているのが特徴です。レジンは、耐久力を担保するためにある程度の厚さが必要となります。結果的に、装着時に違和感が出たり、発話が不自然になったりします。しかし、保険適用なのでリーズナブルに作製できて、壊れた際も他の歯科医院で修復可能なのがメリットです。
自費の入れ歯
自費の入れ歯の魅力は、素材や治療法に制限がないため、患者さんのお口の形やニーズに合わせてオーダーメイドで対応できる点です。
食事の際の温かさや冷たさをしっかり感じることができたり、美しい見た目を維持したり、快適な装着感を実現したりとさまざまなご要望を叶えられます。ただし、その分、価格は保険対応の入れ歯よりも高価となります。
保険と自費の比較表
スクロールできます
保険の入れ歯 | 自費の入れ歯 | |
---|---|---|
素材 | プラスチック製人工歯のみ | 美しさ・丈夫さなどを見て自由に選べる |
治療期間 | 1ヶ月~1ヶ月半くらい | 早くて3ヶ月、長くて8ヶ月ほど |
強度(丈夫さ) | 自費の入れ歯に比べて破損しやすい | 保険の入れ歯よりも丈夫な仕上がり |
密着度 | 使用するうちに隙間ができ外れやすくなる | しっかりと密着して外れにくい |
見た目の美しさ | 見た目についてはあまり考慮されていない | 美しく自然で入れ歯とは気づかれない |
価格 | 保険の範囲内で作製できる | 保険が適用できないので高額になる |
毎日の生活を快適に過ごすため、保険の入れ歯と自費の入れ歯のメリット・デメリットを正しく知って、ご納得の上で入れ歯の治療法を選択することが大切です。
まずは当院にご相談ください。
当院の取り扱い入れ歯
レジン床
歯ぐきに触れる部分が歯科用プラスチックのレジンで作られているのが特徴です。
保険が適用できるため患者さんの費用負担を抑えられます。
ただ強度を保つために入れ歯に厚みが生まれやすくなるのも事実です。
結果的に食事の熱が伝わりにくかったり、装着時の圧迫感を覚えたりする方もいらっしゃいます。
金属床
金属床義歯とは、お口の粘膜に触れる部分が主に金属で作られている入れ歯です。
金属なので、入れ歯を薄くしても強度が保たれます。また、熱伝導率の高さにより、食べ物や飲み物の温度が伝わりやすく、食事をおいしく楽しめます。
※フルデンチャーの金属床の場合に限り、一部保険対応可能です。詳しくは、スタッフにお尋ねください。
- 治療期間
- 約1ヵ月
- 回数
- 約3~5回
Merit メリット
- 保険診療のプラスチック(レジン)より頑丈で、薄く加工できる。
- 金属を土台に使うため、頑丈な義歯を作製でき、しっかり噛める。
- 金属から熱が伝わり、患者さんが味覚を感じやすくなることで、より食事を楽しめるようになる。
Demerit デメリット
- 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかる。
- 金属アレルギーをお持ちの患者さんは使用できない可能性がある。
- 素材に重みがあるため、金属床を装着した際に違和感を覚える場合がある。
ノンクラスプデンチャー
ノンクラスプデンチャーは、金属の留め具であるクラスプがありません。
土台である義歯床を大きくすることで、入れ歯が外れたり、ずれたりすることを抑えています。外から見て、入れ歯を装着しているとわからないので審美性を追求したい方に好評です。
- 治療期間
- 約1ヵ月
- 回数
- 約3~5回
Merit メリット
- 金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がない。
- 薄く作製することで、使用時の違和感を減らす効果が期待できる。
Demerit デメリット
- 保険が適用できないため自費診療となる。
- 衝撃に弱い素材で、破損すると預かり対応になるため、歯のない時期ができてしまう恐れがある。
- 装置を固定するため、引っ掛ける歯がない方はご使用いただけない。
料金のご案内
※表記の料金は税込です。
金属床(総入れ歯)
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コバルトクロム ¥150,000
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チタン ¥220,000
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⽩⾦加⾦ ¥400,000
ノンクラスプデンチャー
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片側 ¥40,000
-
両側⾦属あり ¥100,000